毎年、文化の日には『詩の朗読会』に出没するスライム9%母娘。
そろそろ、タミィが「もう行かない。」と言うかなぁと思って、一応、案内状が届いた時、
「詩の朗読会、今年もあるけど、どうするの?」
と聞いてみました。
すると、
「行くよっっ!!!」
あっ、そう…。
君がやめると言えば、母もやめようかと思っていたのに…。
あまり、抵抗は無いようである。
まっ、環境が環境ですからねぇ
そうなると、今年も『文芸館』へGOです
→今年で4回目。
タミィは昨年同様、毎年学校で配られる詩集から、立原えりかの『月のように』という詩をチョイス。
去年より随分深い詩を選んだなぁ
前略【わたしは わたし】
中略【どんな姿になったときも きっぱりとさわやかに 光っていたいわ】
その部分は、背筋を伸ばして凛として読んでおくれよっっ!!
ワタクシの圧力願いもあってか、それなりに朗読しておりました
タミィ、朗読をするの図↓
君が、そういう詩を選ぶのならば、母も凛とした物を読もうじゃないかえ
ってんで、スライム9%が今年選んで読んだのは『万葉集』巻1 16番歌。→詩じゃないじゃん。韻文なら何でもいいので選んじゃいました。
作者は額田王。
ワタクシ、万葉集大好き
でもって、額田王も大好き
だって、あの方も背筋が伸びて、一本通ったイメージがあるじゃありませんかぁ。
【冬こもり 春さり来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花もさけれど 山を茂み 入りても取らず 草深み 取りても見ず 秋山の木の葉を見ては 黄葉つをば 取りてそ偲ふ 青きをば 置きてそ嘆く そこし恨めし 秋山我は】
→ 冬が過ぎて、春が来ると、今まで鳴かなかった鳥も鳴いて、咲かなかった花も咲いて素晴らしいけれど、折角花を手折ろうと思っても草が生い茂って取ることは出来ないし、 草が深いから見ることも出来ない。秋の山は草深くないから、木の葉を愛で、紅葉を取ることも出来る。まだ色づかない青い葉のまま落ちてしまったのを嘆いては残念に思うけれど。でも私は秋山が好きっっっ!!そんな訳だったような。
この歌は天智天皇が鎌足に『春の山と、秋の山どちらが優れているか漢詩で優劣を付けろ』と命じたのを、横にいた彼女が和歌で高らかに『私は秋の山よっっ!!』と言ってのけたものなんです。
大好きだぁ~~。
こういう女の人っっっっ!!!!
去年は、天気がよかったせいか、参加者が結構いたので、一人一回読んだら終わりだったんですが、今年は曇天でもって寒い
おかげで参加者激減……。
あっという間に1巡しちゃった。
まだ時間も残っていたものだから、『もう一巡』ってことになりまして。
えっ???
もう一巡って…。
タミィは詩集を持っていったから、そっから急いでチョイスして、小野十三郎の『山頂から』。
うん、これも『叫び系』で母、好きな詩だぞ
ところが、ワタクシ困りまして。
よりにもよって、今日は万葉集しか持ってきていない。
こっから選んでも良いけど……。
う~~む
「ママはいいや
君だけ読んでおいで
」
と娘を促すも
「え~~~~~っっっ
」
すんなり「はいっ。」って言うわけないか。
どうしよう。
順番はどんどん近付いて来ちゃうし。
え~い、こうなりゃ、ばあちゃん頼みだ。
昔、母方の祖母が書をやってまして、その祖母が私にプレゼントしてくれた『詩』があるんです。
こいつにしよう。
これなら、暗記してるしね
てんでカール・ブッセの『山のあなた』を。
【山のあなたの 空遠く 幸ひ住むと 人の言ふ
嗚呼、吾 人と尋めゆきて 涙さしぐみ 帰り来ぬ
山のあなたに なほ遠く 幸ひ住むと 人の言ふ】
ばあちゃんは、孫をよ~く見てましたねぇ。
常に現世ではなく、常世を求める傾向にある孫に忠告をしていた訳だ。
これ、贈られたの、中学生の時だったけど(苦笑)
今年も何とか無事、母娘で『文化の日』終了
タミィさんも段々上手になってきている。
人前で読むのって、結構勇気がいるんだよね。
訓練しないと、思ったように出来ないし。
それでも、もの怖じせず、今年は自分で前置きもしゃべってたからたいしたもんだ。
そしたら、帰りがけに
「ママ、来年は自分で詩を作って読みたいなぁ
自分で作るのって無理かなぁ
」
おやっっ。
「いえいえ、そんなこたぁないっしょ
やってご覧。
一年推敲すれば、何とか人前で読んでも恥ずかしくないのが出来るよ
」
「やってみようかなぁ~~
」
頑張れ娘!!!
目指せ文学少女~~~~。
母、君の印税で左うちわ???
←でもなぁ、『詩人』って薄幸な人が多いんだよなぁ…と少々悩んでいるスライム9%にこちらもひとつよろしくお願いしますぅ。
←明日から、また通常モードに戻ってハンドメイドよ~~と思っているスライム9%にこちらもお一つよろしくお願いしま~~す♪
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